太子からお釈迦様へ

太子は、仙人を訪れその苦行を実際に見て

それを自ら実行した。

しかし、悟りの道ではないと知り、

次は、マガダ国へ行き、さらに厳しい苦行をした。

本当に厳しい苦行だったが、求めていたものとは違い

6年に及ぶ苦行は未練なくやめました。

 

沐浴をして身の汚れを落とし、

乳粥を受け、健康を回復してから

木の下に座りました。

悟りを得るまではこの座を立たないと

命を懸けて瞑想に入ったのです。

 

血は流れ、肉は飛び出し、骨は砕けるほどの

悪戦苦闘を乗り越えた翌朝

夜明けを迎えて明けの明星を仰いだ時

太子の心は光り輝き、悟りは開け、仏となりました。

太子が35歳の12月8日の朝の事でした。

 

ここから太子は、お釈迦様となったのです。