引導
「引導」(いんどう)は、仏教における葬儀や法要の際に行われる儀式の一つです。
引導とは、亡くなった方の魂を安らかに成仏させるために、
僧侶が経文を唱えたり、説法を行ったりすることを指します。
地域や宗派によって詳細は異なる場合がありますが、基本的な目的は同じです。
「引導法語」(いんどうほうご)は、葬儀や法要の際に僧侶が述べる言葉で、
亡くなった方の魂を導くための教えや祈りの言葉です。
故人や遺族の状況に応じて内容が変わる場合があります。
因みに
「引導を渡す」は仏教の儀式に由来し、亡くなった人の魂を安らかに成仏させるための最終的な導きを意味します。
これが転じて、現代では「最終的な決断を下す」「最終通告をする」という意味で使われるようになりました。
この表現を使う際には、その背後にある厳粛さや決定的な性質を理解して使うことが重要です。